ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
外神田店のしろうです。
納車してしばらく経ちました、SURLY STRAGGLER。
主に通勤で乗って、お休みの日は都内のちょい散歩に使っています。
大体100kmぐらい乗ってやっと感触がつかめてきたというか、良いところも悪いところも段々とわかってきたので書いてみたいと思います。
今までちょびっとだけレーシーにロードバイクに乗ってきた人間が、こんなダンプカーみたいな自転車に乗るとギャップで戸惑うってもんです。
・シンプルイズベスト
見た目がスッキリしてるのが気持ちがいいです。メカメカしいのも素敵ですが、長く楽しく乗るには故障しづらい仕組みが嬉しいですね。
ロードに乗らない友達からの評判は今まで乗ったどのバイクよりも良いです。日常に寄り添う自転車なのでお洒落でなおかつ乗り心地が良いのはかなりの魅力みたい。
街乗り主体のバイクなので本当に気軽に乗れます。
ピストに乗る友達と、ラーメン食べに行きました。
ボトルケージにスタバを突っ込む友達のロックさ。
Fujiのフェザー、こちらもシンプルでかっこいい。
・漕ぎ出しがきつい
シングルスピードなので当たり前と言われたらそれまでですが、太いタイヤでの一歩目が「よいしょ」です。
打てば響くようなレスポンスの良いフレームではないのも原因の一つですね。
・遅い
スピードが段々乗ってきたあとは変速がないのですぐに速度が頭打ちになります。
特に下り基調だとすぐに踏み切ってしまって加速できない。
かといってもっと小さいコグをつけると漕ぎ出しがさらにきついし、坂道が多い地元が走りづらくなってしまう。
「遅いのはあくまでロードバイク比較であって、ゆったり走る乗物なんだ」とスペックだけでなく、感覚で理解するまでしばらくかかりました。
・重い
マウンテンバイクよりはもちろん軽いですが、今まで乗ってきたロードに比べ。。てはいけないのでした。
特に坂道での「後ろに持っていかれる感」は辛い。
そのかわり下り坂の安定感は本当に頼もしいです。自分は下りが大の苦手ですのでこのバイクならリラックスして
車体を操作できそうです。そもそもこいつで峠を登ることなんてないんですけど。。
今後、多段化したときに強い味方になってくれることでしょう。
・駆動系の心配が皆無
ディレイラーの調整だとか、チェーンラインがどうたらとか、チェーン落ちが心配だとか、そのへんの悩みからすべて解き放たれます。この清々しさは格別ですね。シンプル最高です。
右側に倒れてもダメージは少ないですし、シクロクロスに出るときはシングルでいこうと思っています。
・荷物を載せたとき真価を発揮した
3~4kgぐらいある荷物を大型サドルバッグに入れて運ぶ機会があったんですが、まじでびくともしません。
このときやっと、このバイクの長所を身をもって体感したというか、かなり感動したんですね。
兵庫県から東京までロードバイクで帰ったときは重い荷物を積んだことによる影響をめちゃくちゃ感じました。
でもこのバイクはそんな物を載せてもぶれることなく安定感を保ってくれます。もともとが重いこともあってか全然走りに影響がないんです。
とりあえずフレームバッグをつけることから始めました。
通勤バッグを背負わずに、フロントラックをつけて括ってしまおうかと画策中です。
・ジワ踏みで驚くほど伸びる
これはクロモリフレームのニュアンスだと思います。ガンっと踏んでしまうとフレームや緩めのスポークがたわんで吸収してしまうような感覚があります。
あくまでじんわりと、ペダルの入力位置をかなり早めて、長めに踏むよう意識してあげると滑るように加速していきます。
これも気づくまでしばらくかかりました。この感覚がわかってきてから「かったるいバイクだな(ロードバイク比較)」と思わなくなりました。自分の走らせ方が悪かったのです。
駆動系には良いパーツを入れているので滑らかに回ってくれますし、うまく進んだときの人馬一体感は癖になります。
荒川を一定スピードでひたすら走るんだったらロードバイクより楽かもしれない。
・ディスクブレーキは素晴らしい
本当によく止まります。荷物を載せたときはより負荷がかかりますし、頼もしい限り。
これまでカーボンやPEO処理されたリムを、熱や削れにヒヤヒヤしながら乗っていたもので、そういった悩みから開放される点でもディスクブレーキは感動ものです。
ロードバイクディスク化の流れは、安全や快適さにおいても良いことなんじゃないかと思います。
もし次ロードバイクを新車で買うならディスクにしようかな。
・グラベルもピストも気持ちの切替が必要
ロードと同じドロップハンドルだし、前傾姿勢をとると自然にロードバイクに乗ってる気分になっちゃうんですね。
これは僕の問題なんですが、気持ちがロードバイクの状態でグラベルロードやピストに乗ったところで ただのダルい乗物になってしまいます。
僕自身は上に書いたように「荷物を載せたとき」になんとなく腑に落ちたというか、やっと気持ちの面でもこのバイクに乗れたような気がしています。
この経験は今後別のロードバイクに乗ることになったときも役立つような気がしています。
・ピストの新しい世界観が新鮮
ロードバイクでは軽さが一つの基準になっていますが、ピスト好きな方に話したら
「ちょっと倒れたら壊れるようなバイクに乗りたくはない」と一蹴されました。たしかに。
超高精度かつメンテナンス不要を謳うフィルウッドが人気だったり、良いものを長く使っていきたい精神はロードバイクと同じですが種類が少し違うと思います。
海外のメッセンジャーをはじめ、MASHの隆盛もありピストにはどこかストリートっぽさがあります。
スポーツ一辺倒ではなくあくまで生活道具の一つとして捉えるようなニュアンスがあるのかなと感じます。
もちろんRED HOOK CRITのようなお洒落でなおかつレーシーな世界もあります。
今度はそうゆうピストにも乗ってみたいですね。
新しいバイクに段々慣れてきて楽しくなってきましたね。
早速サドルを変えたり、ペダルピンをオレンジにして一人ニヤけています🤤
カスタムの幅が無限大なフレームなので、長く楽しく乗っていきます。
変なパーツとかも気に入ればつけていきたいので、面白いものがあれがどんどん教えてもらえると喜びます笑
それでは今回はこの辺で。
おしまい。
““クロモリグラベルピスト”を街乗りして気づいたこと。” への2件のフィードバック